薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街~回想2 香港編

瞳もまた雪乃のことで豹からもらったスカウトマン5人の画像を眺めながら香港での蓮と仲直りしたことを思い出した。 蓮が刑務所に入って半年が過ぎてると知って瞳が賄賂を全額負担して釈放を警察に求めた。 マヤと逃げたはずが蓮だけ捕まったらしい。 ゆゆは…

灰色の街~回想 香港編~

俺は、雪乃を脅した桐生会の奴らを消す為の準備をしながら凛や豹からの指示を待っていた。 西野かんなに会ったせいで京子と一緒に暮らした幸せな日々を思い出した。 体中にキスの雨を降らしたこともある。 愛しかった。 そして、謎のカンフー男まで思いだし…

灰色の街~紫のナイフ3~

「私、実はSEX依存症なの」と雪乃はうつむいてペリエを呑みながら打ち明けた。 凛は息を飲んだ。 雪乃が樹を愛しながらも、ファンレターの連絡先にメールをしてお気に入りの男性と会って、何人もの男性と肉体関係をもっていたのだった。 「樹には知られたく…

灰色の街~紫のナイフ2~

俺はアリサを裏切って流香と不倫している凛が許せなかった。 アリサを泣かす奴はたとえ凛でも許せない。 アリサはまだ気づいてない。 言うつもりもなかった。 高美に知られたらアリサに筒抜けになってしまう。 それだけは避けたかった。 凛は俺とアリサが昔…

灰色の街~新宿編~ハートロック~

凛は高美に頼まれた事柄で松田友美からも呼び出された。 尚樹の経営しているホストクラブの取材を持ち掛けられたから一緒にきてくれと。 そこは墨入りの半グレ上がりのホストが多いので有名だった。 常連客も極道の妻でシャンパンタワーでたくさん一晩で50…

灰色の街~新宿編~紫のナイフ~

俺はまたスマートフォンで高美に呼び出されてのこのこと会いにいってしまった。 別に未練があったからじゃない。 もう二人きりで会いたくなかったので凛と一緒にある日本料理店の待ち合わせの場所にむかった。 「鏡月」と書かれた暖簾をくぐって中に入ったら…

V系フォト

イケ様

灰色の街~香港編・彼女と過ごした春2~

そのころ、瞳はひさしぶりに夢を見た。 ある島に瞳は一人、丘の中をさまよいながら歩いていた。 もう長い事歩き続けていた。 誰もいない。 白いドレスを着ていた。 何かが足りないー。 彼自身、なぜ歩き続けているのかわからない。 霧が深く立ち込めていた。…

灰色の街~サイドストーリー9~薫とヨシキの出会い

薫は美術教師との不倫の末に恋が破れ、絶望した。 三上先生ー。彼は奥さんとは一年前から別居していて冷え切った関係にあった。 絵のモデルになったことがきっかけで3か月だが濃密な時間を過ごした。 初めての相手だった。 ラブホテルで逢引きを繰り返した…

灰色の街~サイドストーリー~友也の苦悩~

友也は18になった頃、まだ薫とつきあっていた。 特に理由もないのに急に眩暈がしてよく倒れてしまうことがあってよく薫達を心配させた。 保健室に運ばれた。 失神したのだ。 保険の美人の先生は「原因がわからないけど、今度倒れた時は大学病院へ行ったほ…

青い血の香り

翌日、栞奈達は田口英子が通っていた高校に出向き、教師や校長、クラスメイト達に 事情聴取をした。 校長や担任は事件が公になることを渋っていたが栞奈が熱心に聞きこみ調査をしたおかげで少しばかりの収穫を得た。 女子高だけど私服で登校する者もいる不良…

青い血の香り

翌日の午後、新大久保にガイシャの写真を持って栞奈達は向かった。 飲食店街をたくさんの人々が歩いていた。 いつもの風景。 「この女性をみかけませんでしたか?」 韓国料理店のウェイターやウェイトレス達に聞いた。 「いやぁ、たくさんの客が毎日くるから…

青い血の香り

MITSUKIは今年こそ再結成してからまだ1枚も出ていないアルバムのレコーディングの佳境に熱を入れていた。 今日は㏠中新曲のミックスダウンをした。 たくさんの機材に囲まれながら、真剣に音を聴きながらエフェクトをかけたり、微妙な音のチューニングをした…

小説2~青い血の香り~

蒼井栞奈(あおいかんな)は検挙率ナンバー1の女性の刑事だ。 犯人を血の匂いで感じ、その直感に従って状況証拠を揃えると必ず真犯人を捕まえることができた。 実際に匂いを感じたことはない。 観念的なものだ。 彼女以外にそれを感じることはできない。 周…

灰色の街~彼女と過ごした春2~

次の日もリョウ達にロシア料理店を探して案内してあげようと店を一人で探してたら、 1人の中国人の男に絡まれて無視して歩こうとしたらいきなり、ヌンチャクとカンフーで俺に襲い掛かってきた。 俺は焦って奴からの攻撃をよけながら逃げてそういえば高校の体…

灰色の街~香港編・彼女と過ごした春~

俺は軽く舌打ちをした。 京子の姿は相変わらず視えていたが構ってる暇はなかった。 何かいいたげな表情をしていたが無視した。 本当は今直ぐ浄霊してすっきりしたいが別れたくない、ずっと俺の傍に居て欲しいという気持ちもあった。 とにかく、今起きている…

灰色の街~新宿編2 思い出~

HONEY-Xにドキュメンタリー映画の話が舞い込んだのはちょうどこの時期だった。 俺は部外者だったが自分のことのように嬉しかった。 高美も自分が映画になるのだからこのところ上機嫌なのはそれが原因だとわかってほっとした。 ラジオのDJのオファーもボーカ…

灰色の街~妄想彼女2~

2016年9月、俺は別れ話を高美(こうみ)に切り出す為に初めて、スナック 「FUMI」を訪れた。 横田基地の米兵の常連客が多かった。 店の内装は50~60年代のアメリカと日本を足して2で割ったような雰囲気でジャズが似合っていた。 カウンターに男が一…

灰色の街~サイドストーリー7~奇跡~

カメラマンの松本友也はノンフィクションライターの松田友美を嫌っていた。 父親の松本友明の本を出したからだった。 取材にこられたが断った。 にも拘わらず父親の友人達の証言を元に不倫ネタまで書かれて内心不愉快だった。 仕事場の廊下ですれ違うたびに…

灰色の街~彼女と過ごした冬11~雪解け~

次の日豹はトシヤと一緒に凛の勤めてる店「フェイ」に向かった。 二人はカウンターの前に座った。 豹はお酒を呑めなかったのでメロンソーダを頼んだ。 トシヤはコロナのビールを頼んだ。 もう夜も深く、客もまだらだった。 店のBGMは洋楽のフェビメタがかか…

灰色の街~彼女と過ごした冬10・雪解け~

クッシーは少し怯えたような表情を浮かべて話し始めた。 「実はあるロシアの反政権のテロリスト達と呑んでて、そいつらから国家転覆の計画を 打ち明けられた。それで武器を貸してくれと頼まれたんだ。 俺達はそんな革命の英雄とか興味ないし、かっこ悪いから…

灰色の街~彼女と過ごした冬9~

女性の看護師が病室に入ってきて瞳の腕に点滴を投与し安定剤を飲むように促した。 瞳は素直に飲んだ。 看護師は瞳が眠りに入ると同時に出て行った。 トシヤは「蓮はまだ生きてるよ。安心しな。失敗して誰にも会わせる顔がないからこんなことしたんだよ。」と…

灰色の街~彼女と過ごした冬8~

俺は一か月怪我を完治させるまで入院せざるおえない破目になった。 この間、瞳に殺されかけたやるせなさと恐怖とトシヤの行方も気になったり、自分もLAにいた頃に彼らに銃を向けて店を破壊したことも思い出していた。 まだ、恨まれていたのだろうか? でもあ…

灰色の街~彼女と過ごした冬7

「今度から気を付けるわ」 「どういう意味」俺はいぶかし気に思って尋ねた。 「私の仕事の邪魔をしないでほしい。今までのような仕事は引き受けないで。 米中に不利になるような標的は避けたほうがいい。」 マヤのいいたい事は何を意味しているかはだいたい…

灰色の街~彼女と過ごした冬6~

「でも貴方が私がいるのに他の女とホテルに入ったのをみたときはすごく悲しかったわ。彼女の体を借りたいくらいだった。でも、私にその能力はなかった。 どうして私のことを半年で忘れてしまえるの」と俺を責めるように言った。 俺はもう開き直り、「俺は未…

灰色の街~彼女と過ごした冬5・~

俺は今日もいつもの場所へ行き、スコープ越しに警備員を狙っていた。 亡命者の男が一人国境を越えて逃げてきた。 つれもどそうとする警官を遠くから狙い、一人、狙撃した。 俺はため息をつき、新しい弾を入れた。 「相変わらずのいい腕前ね」と聞きおぼえの…

灰色の街~彼女と過ごした冬4 「IV」~

トシヤは香港に来た頃、ルナマティーノが再結成記者経験をしたので香港のTVで観れて感激した。 それと同時にもうあのころの自分には戻れない淋しさも感じた。 でも、また絵を描いてみようと思い、油絵用の絵具とカンヴァス、スケッチブック、4Bの鉛筆を用意…

灰色の街~彼女と過ごした冬3~

俺は霊能者を探しても見つからなかったので仕方なくホテルにチェックインした。 やはり受付係には京子はみえてないらしく「シングルですね。」といわれた。 京子は「セミダブルがいいなー。」と自分は寝る必要もないのにつぶやいていたが 聞こえないふりをし…

灰色の街~彼女と過ごした冬2~

依頼主は「場所は中共と北の国の国境付近にいるはず。奴は必ずその場所にくる。 それ以外は何処にいるかわからない。奴は『レッド・ウルフ』という名前で 香港マフィアの間では恐れられてる。 ここ半年足らずでターゲットは必ず仕留めるからな。 気を付けろ…

「灰色の街」~彼女と過ごした冬~

俺はほとんど毎日のように中共と北の国の国境付近に行き、斜面の死角からスコープ 越しに亡命したきた家族を強制送還しようとする警備員を見て1人を狙撃した。 その後ため息をつきトラックに乗って香港に戻った。 とてもハードだった。 マフィアも亡命した…