薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街~サイドストーリー9~薫とヨシキの出会い

薫は美術教師との不倫の末に恋が破れ、絶望した。 三上先生ー。彼は奥さんとは一年前から別居していて冷え切った関係にあった。 絵のモデルになったことがきっかけで3か月だが濃密な時間を過ごした。 初めての相手だった。 ラブホテルで逢引きを繰り返した…

灰色の街~サイドストーリー~友也の苦悩~

友也は18になった頃、まだ薫とつきあっていた。 特に理由もないのに急に眩暈がしてよく倒れてしまうことがあってよく薫達を心配させた。 保健室に運ばれた。 失神したのだ。 保険の美人の先生は「原因がわからないけど、今度倒れた時は大学病院へ行ったほ…

青い血の香り

翌日、栞奈達は田口英子が通っていた高校に出向き、教師や校長、クラスメイト達に 事情聴取をした。 校長や担任は事件が公になることを渋っていたが栞奈が熱心に聞きこみ調査をしたおかげで少しばかりの収穫を得た。 女子高だけど私服で登校する者もいる不良…

青い血の香り

翌日の午後、新大久保にガイシャの写真を持って栞奈達は向かった。 飲食店街をたくさんの人々が歩いていた。 いつもの風景。 「この女性をみかけませんでしたか?」 韓国料理店のウェイターやウェイトレス達に聞いた。 「いやぁ、たくさんの客が毎日くるから…

青い血の香り

MITSUKIは今年こそ再結成してからまだ1枚も出ていないアルバムのレコーディングの佳境に熱を入れていた。 今日は㏠中新曲のミックスダウンをした。 たくさんの機材に囲まれながら、真剣に音を聴きながらエフェクトをかけたり、微妙な音のチューニングをした…

小説2~青い血の香り~

蒼井栞奈(あおいかんな)は検挙率ナンバー1の女性の刑事だ。 犯人を血の匂いで感じ、その直感に従って状況証拠を揃えると必ず真犯人を捕まえることができた。 実際に匂いを感じたことはない。 観念的なものだ。 彼女以外にそれを感じることはできない。 周…

灰色の街~彼女と過ごした春2~

次の日もリョウ達にロシア料理店を探して案内してあげようと店を一人で探してたら、 1人の中国人の男に絡まれて無視して歩こうとしたらいきなり、ヌンチャクとカンフーで俺に襲い掛かってきた。 俺は焦って奴からの攻撃をよけながら逃げてそういえば高校の体…

灰色の街~香港編・彼女と過ごした春~

俺は軽く舌打ちをした。 京子の姿は相変わらず視えていたが構ってる暇はなかった。 何かいいたげな表情をしていたが無視した。 本当は今直ぐ浄霊してすっきりしたいが別れたくない、ずっと俺の傍に居て欲しいという気持ちもあった。 とにかく、今起きている…

灰色の街~新宿編2 思い出~

HONEY-Xにドキュメンタリー映画の話が舞い込んだのはちょうどこの時期だった。 俺は部外者だったが自分のことのように嬉しかった。 高美も自分が映画になるのだからこのところ上機嫌なのはそれが原因だとわかってほっとした。 ラジオのDJのオファーもボーカ…

灰色の街~妄想彼女2~

2016年9月、俺は別れ話を高美(こうみ)に切り出す為に初めて、スナック 「FUMI」を訪れた。 横田基地の米兵の常連客が多かった。 店の内装は50~60年代のアメリカと日本を足して2で割ったような雰囲気でジャズが似合っていた。 カウンターに男が一…

灰色の街~サイドストーリー7~奇跡~

カメラマンの松本友也はノンフィクションライターの松田友美を嫌っていた。 父親の松本友明の本を出したからだった。 取材にこられたが断った。 にも拘わらず父親の友人達の証言を元に不倫ネタまで書かれて内心不愉快だった。 仕事場の廊下ですれ違うたびに…

灰色の街~彼女と過ごした冬11~雪解け~

次の日豹はトシヤと一緒に凛の勤めてる店「フェイ」に向かった。 二人はカウンターの前に座った。 豹はお酒を呑めなかったのでメロンソーダを頼んだ。 トシヤはコロナのビールを頼んだ。 もう夜も深く、客もまだらだった。 店のBGMは洋楽のフェビメタがかか…

灰色の街~彼女と過ごした冬10・雪解け~

クッシーは少し怯えたような表情を浮かべて話し始めた。 「実はあるロシアの反政権のテロリスト達と呑んでて、そいつらから国家転覆の計画を 打ち明けられた。それで武器を貸してくれと頼まれたんだ。 俺達はそんな革命の英雄とか興味ないし、かっこ悪いから…

灰色の街~彼女と過ごした冬9~

女性の看護師が病室に入ってきて瞳の腕に点滴を投与し安定剤を飲むように促した。 瞳は素直に飲んだ。 看護師は瞳が眠りに入ると同時に出て行った。 トシヤは「蓮はまだ生きてるよ。安心しな。失敗して誰にも会わせる顔がないからこんなことしたんだよ。」と…

灰色の街~彼女と過ごした冬8~

俺は一か月怪我を完治させるまで入院せざるおえない破目になった。 この間、瞳に殺されかけたやるせなさと恐怖とトシヤの行方も気になったり、自分もLAにいた頃に彼らに銃を向けて店を破壊したことも思い出していた。 まだ、恨まれていたのだろうか? でもあ…

灰色の街~彼女と過ごした冬7

「今度から気を付けるわ」 「どういう意味」俺はいぶかし気に思って尋ねた。 「私の仕事の邪魔をしないでほしい。今までのような仕事は引き受けないで。 米中に不利になるような標的は避けたほうがいい。」 マヤのいいたい事は何を意味しているかはだいたい…

灰色の街~彼女と過ごした冬6~

「でも貴方が私がいるのに他の女とホテルに入ったのをみたときはすごく悲しかったわ。彼女の体を借りたいくらいだった。でも、私にその能力はなかった。 どうして私のことを半年で忘れてしまえるの」と俺を責めるように言った。 俺はもう開き直り、「俺は未…

灰色の街~彼女と過ごした冬5・~

俺は今日もいつもの場所へ行き、スコープ越しに警備員を狙っていた。 亡命者の男が一人国境を越えて逃げてきた。 つれもどそうとする警官を遠くから狙い、一人、狙撃した。 俺はため息をつき、新しい弾を入れた。 「相変わらずのいい腕前ね」と聞きおぼえの…

灰色の街~彼女と過ごした冬4 「IV」~

トシヤは香港に来た頃、ルナマティーノが再結成記者経験をしたので香港のTVで観れて感激した。 それと同時にもうあのころの自分には戻れない淋しさも感じた。 でも、また絵を描いてみようと思い、油絵用の絵具とカンヴァス、スケッチブック、4Bの鉛筆を用意…

灰色の街~彼女と過ごした冬3~

俺は霊能者を探しても見つからなかったので仕方なくホテルにチェックインした。 やはり受付係には京子はみえてないらしく「シングルですね。」といわれた。 京子は「セミダブルがいいなー。」と自分は寝る必要もないのにつぶやいていたが 聞こえないふりをし…

灰色の街~彼女と過ごした冬2~

依頼主は「場所は中共と北の国の国境付近にいるはず。奴は必ずその場所にくる。 それ以外は何処にいるかわからない。奴は『レッド・ウルフ』という名前で 香港マフィアの間では恐れられてる。 ここ半年足らずでターゲットは必ず仕留めるからな。 気を付けろ…

「灰色の街」~彼女と過ごした冬~

俺はほとんど毎日のように中共と北の国の国境付近に行き、斜面の死角からスコープ 越しに亡命したきた家族を強制送還しようとする警備員を見て1人を狙撃した。 その後ため息をつきトラックに乗って香港に戻った。 とてもハードだった。 マフィアも亡命した…

灰色の街 シンガポール完結編2~

ロイと生き残った手下達はシンガポール当局の警察逮捕されて、身柄は 後日、日本に引き渡されることになった。 ローズとは相談役をしていたが、ここにもストリップの店があるので 働くと言っていた。 またトシヤに会いに来ると言っていたがあれ以来会ってい…

灰色の街~シンガポール・完結編1~

「出来た!」 ロイは新薬「フェニックス~不老不死~」の薬を遂に完成させた。 そして俺の部屋に薬の小瓶をたくさん並べて入れた黒いケースをもって入ってきた。 「これを飲んでみて。それからメイを始末しろ。」と命令して出て行った。 そのときだ。 どこか…

灰色の街~サイドストーリー6・TATTOO~

水嶋智宏は今こそ「樋口智宏」という俳優でハリウッド進出を目指している売れっ子 アイドルだが昔は新宿2丁目で男性相手にウリをして数々の舞台オーディションを受けては落ちてばかりいた。 そんな時期に高校時代の如月薫の母純子が智宏のパトロンになり、 …

灰色の街~時をかけるスナイパー2~

2012年に俺達が日本の首都、東京にきて初めにしたことは、アリサを含む6人でミーティングをして殺人の代行サイト「銀色の死神」を立ち上げることだった。 ターゲットには愛着を持たないことを条件に豹が一般人やその他大勢の日本人を依頼人にして大金を…

「灰色の街」~彼女と過ごした半年間~

章子は「大丈夫なの?今やってる仕事。私は彼女達が気の毒だと思うわ。」 と突然切り出した。 「今更、俺の片棒担いでるくせに何いうてんねん。しゃぁないやろ。あの子達が一人で家族全員を養う為なんやから。北の国では普通やで。それにこっち(香港)のほ…

「灰色の街」~彼女と過ごした6/12ヶ月間~

また5年前の香港に記憶が遡った。 「よ!新妻。」とアリサをからかった。 会うたびにアリサは照れて「やめてよ、そんなんじゃないわ。」と睨んで怒られた。 「でもいずれはそうなるんやろ?」と言った。 「先のことは誰にもわからないわ。」とアリサ。 確か…

「灰色の街」~時をかけるスナイパー~

2013年、豹は今度は狙撃場所を遊園地のDSランドに指定した。 渋谷のセンター街で10代の若者相手に麻薬を売ってるスカウトマンと密売人がいる。 平日に遊園地でブツの交換して金を貰う予定という情報を掴んだ。 奴等は白昼堂々とやるのだからこちらは二…

灰色の街~彼女と過ごした180日間~

帰りに京子に瓜二つの女性に出会い混乱した。 「京子!と思わず名前を呼んだ。 彼女は笑みを優しく浮かべて「私は章子(しょうこ)よ。京子とは双子の姉。 よく電話や携帯メールで貴方のこと聞いたわ。双子のせいか男性の好みまで似てるみたいね。」と言って…

灰色の街~彼女と過ごした121時間~

http://ravianrosex.hatenadiary.com/entry/2016/09/09/125501 (「シンガポールに来た招かれざる客」の続き) 香港に再び戻ってきて約一年が過ぎた。 立花が去った後、2011年になろうとしていた。 俺のことがなんと日本の正月スペシャル番組で全国放送…

灰色の街~リベンジ~

6年前、京子が死んで葬儀がすんだ数日後に俺は九龍(クーロン・カオルーン)という場所で謎のイタリアン・マフィアのボス立花(立花)という男に出会った。 彼には数人の白人美女の取り巻きが数人いて、秘書という名目のデイジーというイタリア人女性と暮ら…

灰色の街~温泉宿の刺客~

2014年、ちょうど俺達が東京にきて2年がたった頃だ。 俺は6年前からストイックに殺し屋の仕事を黙々とこなし、その筋のプロからは外見 だけでも殺気を感じるといわれるほどになった。 新宿や横浜を主に暗躍し、政治家や経済、その他もろもろのHPに寄せ…

灰色の街~妄想彼女~

友也と薫は薫の弟のクラスメイトがバーテンダーをやっている冬子さんと一回りも年齢が離れてるのに付き合ってるということで好奇心でこのレストランに高校時代にデートで行ったのだった。 未成年だからお酒を注文してもたしなめられた友也はすねていた。 俺…

灰色の街~サイドストーリー5~クロムラヴァーズ~

松本友也は薫と出会うまで禁断の恋愛の苦い思い出を背負っていた。 両親を交通事故でなくし、父の弟になる叔父夫婦にひきとられて、 姉の沙耶(さや)とその弟と兄弟同然に育てられた。 中学に入るまでは自分の両親と血が繋がってると思っていた。 従姉とは…

灰色の街~サイドストーリー4~

如月薫は数年ぶりに蓮と再会し、彼とレインと会わせた。 蓮はレインをしゃがんで抱きしめた。 レインはきょとんとしていが、薫は「このお兄ちゃんは子供好きなのよ。」と笑顔で 取り繕った。 薫が高校時代によく通っていた喫茶店で。 まだ、店長の冬子(とう…

灰色の街~サイドストーリー3

俺はとあやかとの出会いと昔の西村豹とのことをを思い出していた。 人込みが嫌いで伊豆にあやかとクルージングしていた頃だ。 あやかは俺の銃撃場面をみてキャミソールを着て呆然としていた。 てっきり店長の女かと思ったが違った。 「どうしてくれるの。ま…

灰色の街~サイドストーリー2~

高美はHISUI解散後、結人がロイの怪盗R事件が東京で相次いで探偵の仕事に戻ると言ったので仕方なく1人でギリシャへ旅行をしてアクロの丘をみたりしていた。 そこで結人と合流していつものように観光したり、ホテルで愛しあった。 HONEY-Xに加入したときま…

灰色の街~サイドストーリー~

新倉 凛ことリンは蓮と違って女性に一途だが、女性には昔からよくモテた。 男らしいと男友達からもよくいわれる。 そんな彼は15歳の頃にクロムハーツに出会い、16歳で彼らの初ライブに行き、 上手ギタリストのRUIに衝撃を受けた。 メジャーデビューアル…

灰色の街~青の光と影~

原タクヤは母親が日本人男性に韓国でレイプされて産まれた子だ。 私生児だったがあとで新しい父親と母は結婚した。 弟が生まれてからは両親に冷たくされて育った。 いつも家の中では疎外感を感じていた。 中学時代はグレて地元の友人達とバイクを乗り回した…

灰色の街~シンガポールの夜&2016~

シンガポールでは08年から10年頃まで約2年間過ごした。 俺は新しい拳銃を調達しにガンショップまで出かけた。 LミントのM24型の拳銃とSVD、ドラグワ、バレットM82、38式歩兵銃、 パーミントライフル、ポリスモデルのやつなどすべて新品を揃えた。…

灰色の街~シンガポール編とその後

俺は香港に帰ってから東京にくるまでの間に香港マフィアとマカオの住民の間で伝説のスナイパーと依頼主や仲間の組織に呼ばれるほどになった。 京子の事件以来、女は撃てなくなったのにも関わらずだ。 子どもは生まれてからただの1人も撃ち殺したことはなか…

灰色の街~シンガポール編・再会~

LAのカルト事件で連れ帰ったトニーさんの元恋人を俺達は教会の牧師が カルトカウンセラーだったので彼に任せて洗脳を解いてもらった。 そして身柄は警察に保護されて無事に家族に会えた。 しかし、スナイパーであったためにトニーさんとは一度だけ再会して結…

灰色の街~シンガポール編・最愛の息子~

俺が記憶を取り戻して真っ先に会いに行ったのは薫のいるLAだった。 2年間シンガポールに住んだ後に香港へ戻ろうとした矢先に偶然「如月薫」と言う名前の画家デビューの写真集をみつけたからだ。 プロフィールをみて愕然とした。 シングルマザーになっていて…

灰色の街 ~新宿編~

高美と関係を持ち始めてから一か月がすぎた。 彼女の事務所の社長の依頼で自分とこの暴力団以外の組が芸能界に麻薬汚染をしているのがまだたくさんいるので徐々に潰してほしいと頼まれた。 結局引き受けることにした。 彼女の嫉妬深さには手を妬いた。 まだ…

灰色の街 ~シンガポール編~

アメリカで俺は黒人を殺害した罪ではなく余罪のマフィア殺害で指名手配されていた。 小さな町では黒人DJは英雄にされた。 黒人DJはラジオ局を解雇されたので彼の行方も町の人々は知らず、ミステリー扱いだった。 マスコミでは決してこのことは放映されること…

灰色の街~ LA編 ~

カルト事件は意外な方向で解決した。教祖も自ら自決し、信者らも自殺することがわかったトニーは、俺達にせめて昔の女だけでも助けてほしいと頼み、結局彼らの場所にのりこんだ。下調べをしていたのはショーンという名前とブライアンという二つの名前を持つ…

灰色の街~現在・過去~

俺は紫音のソロライブに参加した高美のライブを東京だけ観に行った。 あの夜以来、お互いに逢引きしていた。 バンド以外の彼女の歌を聴くのは初めてだった。 普段の彼女よりも数倍色っぽく声もハスキーで魅了された。 ステージの上の彼女がすごくほしいと切…

灰色の街 ~現在・過去~4

次の日も高美に呼ばれてホテルの一室にいた。 彼女は「殺したい人物の依頼をしにきたわ。」と神経質に髪をかきあげて写真を無造作にテーブルの上に置いた。 俺は息を飲んだ。 それは彼女自身だった。 「お前何を考えてる!?みんなほしい物手に入れて満足し…

灰色の街~過去・現在3~

(R-18) 豹はメイという少女の住む部屋へと案内された。 マンションを改造した地下室に住んでいた。 ちゃんとバスルームやベッドと寝室とキッチンまでおいてあった。 そしてノートパソコン。 意外に女の子らしい部屋だった。 他に行く場所がなかったので…