薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街~紫のナイフ16~

俺は上原財閥の福社長殺害事件がおきてから標的が現れるかもしれないと思い、 死体の画像をみて犯人の特徴を調べた。 どうみても瞳の刺し方じゃない。 目は見開いていて、断末魔の表情を浮かべていた。 白いワイシャツに緩んだネクタイ。 紺色のスーツの上が…

特攻隊のロマンス

私がたぶん10~20代の頃に特攻隊の特集を読んだかTVでみたか忘れましたけど、 イタリア文学を専攻して学んでた特攻隊がイタリア語の教科書に「きょうこちゃん、僕はずっときょうこちゃんが好きだった。でも他の人との婚約が決まってから告白しようかどう…

灰色の街~紫のナイフ15~

「泉!元気やった?他の2人は何しとるんや」と俺は博昭に尋ねた。 IZUMIというバンドネームで活躍していた。 「ああ、別のバンド組んでVJSに出たよ。」と嬉しそうに言った。 「どっか飲みに行こう。」と俺は池袋の東口あたりの呑み屋を指定した。 「しかし懐…

灰色の街~紫のナイフ14~

早速事務所に戻ってTVを付けたら死体が清掃員によって発見されて警察がきてニュースになっていた。 被害者は緒方博昭(おがたひろあき)66歳。男性。 妻が任意同行で事情聴取されてるとのこと。 アイスピックとくだものナイフと小型のナイフが凶器と断定さ…

灰色の街~紫のナイフ13~

アリサは早朝、ついに耐え切れず、ベッドにもぐりこんでる凛を蹴飛ばして起こしてしまった。 「んだよ、寝かせろよ、昨日は飲みすぎたんやから」と凛は眠そうに目をこすりながらアリサを見上げた。 仁王立ちで立ってて、目がつりあがっていたので飛び起きた…

灰色の街~紫のナイフ12~

最近、俺達のテロ対策本部宛に尚樹から「K・ワイン」とボジョレー・ヌーヴォーが届いた。 この前の事件が解決したことへのお礼だった。 俺はミリコの影響でシャンパンを毎晩嗜む程度だったが、両方、今年解禁の赤ワインだったのでボジョレーは赤、Kワインは…

灰色の街~紫のナイフ11~

俺はこの仕事をやめてミリコをやめさせて一緒に暮らしたいと思った。 彼女のことがほっておけなかった。 けれど指示があるまでは動けない。 そんな悶々とした日々を送っていた頃、高美と会った。 彼女はまた一段と色っぽく綺麗になっていた。 こいつも「頂戴…

イメージ動画

[KR] Cube version II

灰色の街~紫のナイフ10~

「レイゾン・デートル」という名前のSMクラブに瞳を紹介してM女として俺は無理やりバイトさせた。 もうハロウィンが終わり、 また西野かんながその店の血なまぐさい匂いがするというからだ。 誰も客として女王様に調教させられるのを嫌がったからだ。 みんな…

灰色の街~紫のナイフ9~

俺がトシヤのマンションに向かったらトシヤだけ1人で窓際に座っていた。 少し目がとろんとしていて話し方も変だった。 こいつまたラリってやがる、と半ば呆れた。 「だって遅いからさ来るの。退屈しのぎ。チャーリーない?」と焦点の定まらない 目つきでトシ…

灰色の街~紫のナイフ8~

由美子の説明が終わったあと、楓に呼び出された。 別室に行くとたくさんの事件のファイルが各本棚におかれてあった。 楓は自分の机がある引き出しの中から「アドラー心理学」の本と「アンフェアじゃない」という映画のブルーレイ1枚を渡された。 「気になる…

灰色の街~紫のナイフ7~

俺は結局スカウトマンとして今夜から働き、桐谷と競争する事にした。 なるべく巨乳の美脚を狙って声をかけたがすでに嬢やホステスとしてこれからお勤めする女性が多く、中々スカウトできなかった。 田舎っぽい服装の子を狙い、声をかけたら意外に釣れた。 店…

灰色の街~紫のナイフ6~

しばらく二人は仲良さげに話していたが、立ち上がって勘定をすませて喫茶店をでた。 俺も急いで勘定を払って店をでて二人を尾行した。 見つからないように。 かんなはあるキャバクラに案内されていた。 それを見届けてどういうことなのか、あとで追求するこ…

灰色の街~紫のナイフ5~

かんなはいつのまに俺の傍にきていて桐谷の写真を覗き「あら、いい男。そこ靖国神社でしょ」と長い茶髪を一つに束ねながら写真を俺の手から取ってしばらく見惚れていた。 「知ってる?パンクバンドのベーシストの愁二と解散したギャルバンがみたままつりに灯…

灰色の街~紫のナイフ4~

豹はスカウトマンの1人桐谷(きりや)に会いに行った。 彼を調べたら、ウヨクで毎年靖国神社へ参拝したりみたま祭りへの灯篭の奉納を忘れない程の国粋主義者だった。 何かというと「これは戦争だから」というのが口癖らしい。 彼は麻衣子のセフレで朔夜と3角…

灰色の街~回想2 香港編

瞳もまた雪乃のことで豹からもらったスカウトマン5人の画像を眺めながら香港での蓮と仲直りしたことを思い出した。 蓮が刑務所に入って半年が過ぎてると知って瞳が賄賂を全額負担して釈放を警察に求めた。 マヤと逃げたはずが蓮だけ捕まったらしい。 ゆゆは…

灰色の街~回想 香港編~

俺は、雪乃を脅した桐生会の奴らを消す為の準備をしながら凛や豹からの指示を待っていた。 西野かんなに会ったせいで京子と一緒に暮らした幸せな日々を思い出した。 体中にキスの雨を降らしたこともある。 愛しかった。 そして、謎のカンフー男まで思いだし…

灰色の街~紫のナイフ3~

「私、実はSEX依存症なの」と雪乃はうつむいてペリエを呑みながら打ち明けた。 凛は息を飲んだ。 雪乃が樹を愛しながらも、ファンレターの連絡先にメールをしてお気に入りの男性と会って、何人もの男性と肉体関係をもっていたのだった。 「樹には知られたく…

灰色の街~紫のナイフ2~

俺はアリサを裏切って流香と不倫している凛が許せなかった。 アリサを泣かす奴はたとえ凛でも許せない。 アリサはまだ気づいてない。 言うつもりもなかった。 高美に知られたらアリサに筒抜けになってしまう。 それだけは避けたかった。 凛は俺とアリサが昔…

灰色の街~新宿編~ハートロック~

凛は高美に頼まれた事柄で松田友美からも呼び出された。 尚樹の経営しているホストクラブの取材を持ち掛けられたから一緒にきてくれと。 そこは墨入りの半グレ上がりのホストが多いので有名だった。 常連客も極道の妻でシャンパンタワーでたくさん一晩で50…

灰色の街~新宿編~紫のナイフ~

俺はまたスマートフォンで高美に呼び出されてのこのこと会いにいってしまった。 別に未練があったからじゃない。 もう二人きりで会いたくなかったので凛と一緒にある日本料理店の待ち合わせの場所にむかった。 「鏡月」と書かれた暖簾をくぐって中に入ったら…

V系フォト

イケ様

灰色の街~香港編・彼女と過ごした春2~

そのころ、瞳はひさしぶりに夢を見た。 ある島に瞳は一人、丘の中をさまよいながら歩いていた。 もう長い事歩き続けていた。 誰もいない。 白いドレスを着ていた。 何かが足りないー。 彼自身、なぜ歩き続けているのかわからない。 霧が深く立ち込めていた。…

灰色の街~サイドストーリー9~薫とヨシキの出会い

薫は美術教師との不倫の末に恋が破れ、絶望した。 三上先生ー。彼は奥さんとは一年前から別居していて冷え切った関係にあった。 絵のモデルになったことがきっかけで3か月だが濃密な時間を過ごした。 初めての相手だった。 ラブホテルで逢引きを繰り返した…

灰色の街~サイドストーリー~友也の苦悩~

友也は18になった頃、まだ薫とつきあっていた。 特に理由もないのに急に眩暈がしてよく倒れてしまうことがあってよく薫達を心配させた。 保健室に運ばれた。 失神したのだ。 保険の美人の先生は「原因がわからないけど、今度倒れた時は大学病院へ行ったほ…

青い血の香り

翌日、栞奈達は田口英子が通っていた高校に出向き、教師や校長、クラスメイト達に 事情聴取をした。 校長や担任は事件が公になることを渋っていたが栞奈が熱心に聞きこみ調査をしたおかげで少しばかりの収穫を得た。 女子高だけど私服で登校する者もいる不良…

青い血の香り

翌日の午後、新大久保にガイシャの写真を持って栞奈達は向かった。 飲食店街をたくさんの人々が歩いていた。 いつもの風景。 「この女性をみかけませんでしたか?」 韓国料理店のウェイターやウェイトレス達に聞いた。 「いやぁ、たくさんの客が毎日くるから…

青い血の香り

MITSUKIは今年こそ再結成してからまだ1枚も出ていないアルバムのレコーディングの佳境に熱を入れていた。 今日は㏠中新曲のミックスダウンをした。 たくさんの機材に囲まれながら、真剣に音を聴きながらエフェクトをかけたり、微妙な音のチューニングをした…

小説2~青い血の香り~

蒼井栞奈(あおいかんな)は検挙率ナンバー1の女性の刑事だ。 犯人を血の匂いで感じ、その直感に従って状況証拠を揃えると必ず真犯人を捕まえることができた。 実際に匂いを感じたことはない。 観念的なものだ。 彼女以外にそれを感じることはできない。 周…

灰色の街~彼女と過ごした春2~

次の日もリョウ達にロシア料理店を探して案内してあげようと店を一人で探してたら、 1人の中国人の男に絡まれて無視して歩こうとしたらいきなり、ヌンチャクとカンフーで俺に襲い掛かってきた。 俺は焦って奴からの攻撃をよけながら逃げてそういえば高校の体…