薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街~6番目の痛み~

6年前。香港の九龍。俺はある香港マフィアから殺害依頼を受けた。

外のテラスのある店で標的の写真を受け取った。

金額は死体を見届けてから指定した銀行口座に振り込むという。

このころはいつもこんな感じだった。

パートナーは男性が一人。

クァンと組んでいた。

写真の女性は綺麗だった。

依頼人物の敵対しているボスの妻だそう。

名まえは京子・リー

あるナイトクラブによく出入りしていた。

俺はロッカーから銃を取り出し、サングラスをかけ、彼女が入る頃を見計らってクラブの中に入った。

五月蠅いテクノが鳴っていて、みんな踊り狂っていた。

奥にボスが女性達をはべらせて座っていて上機嫌で酒を呑んでいた。

京子はボスの肩にしなだれかかっていた。

ゆっくりとあたりを見渡し、クァンの空砲でみんながざわざわして逃げるなか、俺は左右に銃を向け、自分に銃を向けてきたやつを撃った。

そして彼女の前に近づき、顔面に銃をつきつけた。

近くで見る彼女はとても美しかった。

長髪に手入れされたマニキュアの指、細い美脚とくびれのある足首。

その瞬間、俺はボスの頭をぶち抜いていた。

青ざめた顔をした彼女の手を強引に引っ張り夜の街へと逃げた。

「何をする気!?私を殺すの」顔を引きつらせて言った彼女の唇を思わず塞いでいた。

京子の体の力が抜けていく。

路地裏での出来事。

俺達二人は依頼されたグループからも京子のいたグループからも逃げて、ホテルを転々としながら一か月くらした。その間に何度も愛し合った。

こんな気持ちは初恋以来だった。

初体験はとうにすませていたが、愛を確かめあう行為は今までしたことはなかった。

京子はマフィアのボスに金で買われていた。

依頼主からの電話とメールは削除した。

何故自分でもこんなことをしたのかわからない。

郊外のアパートで約半年二人で暮らした。

クァンとは連絡をとりあっていた。

居場所は教えなかった。

彼は呆れていた。

京子は俺を怖がるどころか愛してくれていた。

このまま足を洗って二人で異国の地でくらそう。

そんなことまで二人で話し合った。

だが、しあわせは長く続かなかった。

俺に裏切られた依頼主が今度は別のスナイパーに京子を殺すように依頼していた。

俺のことも。

スーパーに二人で買い物に出かけたとき、誰かにみられている気がした。

彼女に急いで家に帰って荷造りして逃げるように耳打ちしてから逆尾行し、男をいつも持っていた銃で腕を撃ってから「誰に頼まれた!?」と問い詰めた。

奴は「しらねーよ。~な恰好をしてた男」といった。やはりあいつだ。

俺は男を殺してから急いで家に向かって走った。

クァンに電話をした。「今、どこにいる!?」と聞かれ「XxXの5番街にいる。もうここにはいられないから引っ越す」クァン「本当に足を洗う気か?お前をかばいたいが命の保証はないぞ」俺は「京子さえ生き延びてくれればかまわない」と言って携帯を切った。とにかく彼女と一緒に車でにげて街に出た。もう敵の手が伸びていて、ちょっとしたカーチェイスになった。そっから銃の撃ち合いが始まった。車の窓ガラスが粉々になってしまい、急いでおりて逃げた。追手を銃で撃ちまくった。弾がなくなったのでもうひとつの銃で撃った。あたりはあたりは死体が転がっていた。

しかし、地下の駐車場に隠れていたもう一人の仲間らしき男に京子が背中から撃たれた。俺は激しく動揺し、男を銃で撃ち返そうとしたが逃げられた。

彼女は血を流していた。俺は名前を呼び続けた。倒れた京子をしゃがんで抱きかかえた。救急車を呼ぼうと携帯の番号を押したが、京子はそれを制した。

それでも押した。助かってほしかった。でも、来るまで間に合わなかった。

京子は青い白い顔でほほ笑んでいた。「何いってるんだ!?しっかりしろ!」

「今までありがとう、とても幸せだった。」それだけ言って彼女は息絶えた。

「京子!」涙がこぼれた。2度と京子は目を覚ますことはなかった。

遠くでサイレンの音が聞こえたー。

 

「おい!聞いてるか?」リンの声で我に返った。

「今夜、鳴海埠頭の倉庫で奴らは麻薬密売の交換することになってる。

そこを狙うんや」

「わかった。」

俺は腕と勘がいいので顔と名前と場所さえわかればだいたい任務は遂行できた。

いつまでも感傷に浸ってる場合じゃない。

ジェシカ」から急いで港へ向かった。そこで待ち伏せをかくれてした。