薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

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一か月後、薫と二人きりでホテルのスィートルームで会い、見つめ合っていた。

ルームサービスで食事をとって食べたあと。

今日は夕方までに仕事を終えた。

そのとき血で汚れていた指は今彼女の髪を優しくなでている。

どちらからともなくキスをし、舌を絡ませた。

ゾクゾクした。

いい香りがした。

ベッドに押し倒し、太ももを撫でて耳を軽くかじったら薫は苦痛にも似た表情をした。

 

そのまま、服をぬがせて下へと手を移動させたら、涙ぐんでいた。

手と舌を使って足から今度は攻めてみたら彼女の体はしたたる果実のようになっていた。

俺はスィーツを食べるように舌を這わせて指を動かした。

薫の中にアレを入れたら昆虫植物みたいになっていて、俺は昆虫のように溶けそうになった。

抱き合ったあと、俺はしばらく余韻に浸りながら煙草を吸った。

玉のような汗が流れていて、初体験のときのようにぎこちなかった。

ずっとほしかった。薫も同じきもちだったと思う。

薫は夢見心地にひたりつつ「私、ずっとカマキリになりたかったんだ」

と変なことをいいだした。「・・・ふーん」俺はぼーっとした頭で相槌を打った。

「だってメスのカマキリは雄と交尾したあとその雄を食べちゃうんだよ?すごくない?

たべちゃいたいくらい好きなのかな」というので「知らんわ、そんなん」としか言えなかった。「お前腹減ったの?」と聞いたら、「え、さっき食べたばっかりだしいらないよ。シャワーあびてくるね」とバスルームへと行った。

面倒くさい女だなぁ。また薫の背中をみて思った。

こんな時にまでディーンの言葉を思い出していた。

「最近ある女流作家の小説読んだんだけどさ、恋とか恋愛は面倒くさいものとか書いてあったよ。結構的を得てるよな」面倒な恋、か。え、恋だって!?俺は慌てて跳ね起きた。

今の気持ちはまさに面倒な気持ちだ。俺は恋してるのか!?あの小娘に。

といっても4つ違いだが。心臓が早く波打ち、顔を手で覆った。

頬がほてってきた。バスローブに着替えた彼女が戻ってきた。

「喉かわいちゃった。」と冷蔵庫を開けてミネラルウォーターをごくごくと旨そうに飲んでいた。喉が動いてセクシーだった。俺は薫からエビアンを取り上げ全部飲みほそうとしたら「それ私の」と恨めしそうににらんだので俺は途中で水を口に含み彼女に口うつしで飲ませた。薫は呆然とした顔をしていた。「俺もシャワーあびてこよっと」

とバスルームの中に入ってシャワーを頭から浴びた。

朝まで一緒にいたい。でも時間がない。

ディーンのアパートに行った。

まだ薫を抱いた余韻が体に残っている。

次の日、俺は反芻しながら彼の部屋でぼーっとしていた。

窓の景色を眺めた。トニーさんもマヤもきていた。

ここはアジトか。

「今度の女はどんな女だ?」とトニーさんに聞かれた。

「面倒な女」とだけ答えた。

マヤは「今度紹介してよ。品定めしてあげる」と茶目っ気たっぷりに言う。

もう会わせてるんだけどな、と横目でみながら「今度ね」と答えた。

ディーンは相手が誰か知ってるので「なんか重症だね」と笑いをこらえながら言った。

こいついつかしばいたろ。俺は心の中で毒づいた。

次の日の夜は仕事だから会えない。

なんだか切なくなった。

今度の標的は女スパイだった。

こっちの情報も漏れてるらしい。

口封じだった。スナイパー仲間からの情報だった。

俺はその場に女のところへトニーさんの車で行った。

彼女は俺のよく知ってるストリップダンサーだった。

彼女は俺に銃を向けた。

「悪いな、俺はあんまり女は撃ちたくないんだ」といいながら彼女を撃った。

彼女の手から銃が落ちる。

もう片方から銃を取り出し容赦なく撃ってきた。

俺は地面を転がりながら弾をよけて彼女めがけて撃った。

彼女は逃げたが、俺は血痕を頼りに追いながら撃った。

やっと決着がつき、トニーさんの車に乗ってにげた。

「女は魔物だなぁ」と彼はつぶやいた。

ディーンの女じゃなかったのでほっとした。

一方、神崎マヤはLAギャングと会っていた。

札束の入ったスーツケースを受け取っていた。

「あいつらは?」とボスが聞いた。

「今のところおとなしいわ」マヤはにっこりと答える。

「じゃぁ、また何かあったらよろしく。」

と若い男がいった。

「あのダイとかいう男腕がいいよね。」とマヤに言った。

「そうね、惚れ惚れしちゃう」。

と言ってその場を去った。

男は興味深そうにマヤの後ろ姿を目で追った。