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薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

2 裏切りへのカウントダウン

俺はディーンと二人でストリップバーの外でポン引きしつつ、ヤバイ奴がバーに入ってこないか見張りをしていた。今夜もお客が満杯で大盛況。

ここでは、SP。「俺なんか煙草きれたから買ってくるわ。お前は何がいい?」とディーンに聞かれたので「セーラムライト」と頼んだ。「じゃぁあったら買ってくるよ」とその場を離れた。

原タクヤは男友達一人と薫と千秋と4人でストリップバーに遊びにきたところだった。

「タクヤくん、ここヤバくない?」と薫は不安になって聞いた。

「平気、平気。それに君の彼氏が働いてるとこみたいでしょ。行って驚かせようよ」と

上機嫌だ。「私達は女の裸なんか興味ないから、あんたたちと違って」とけだるく拒否した。やんわりと断ったつもりなのに強制的に連れてこられた。

「いいだろ、いつもお前の恋愛相談にのってやってんだからさぁ、そいつ家に呼んでくれないんだって?女と住んでたりして」とわざと挑発してきた。

「そんなんじゃないもん。愛してるっていわれたことはないけど信じてるもん。」と

むきになって言い返した。千秋は「だからあんな男やめとけって言ったでしょ。住んでるところが工事中だから帰れないなんてただの言い訳。既婚者だったりして。あんた前科ものだから」と横目で見て言った。「もう。千秋まで。彼は嘘はつかないもん」

「ねぇ、どこからそんな自信がでてくるわけ?」千秋は呆れた。

「目をみればわかるもん。愛を感じるし」と薫はのろけた。

「はいはい」タクヤの友人で千秋の彼氏のジョージは言った。

彼も美大生でカラコンを付けるのが趣味でファッションモデルのバイトをしていた。

千秋が好きなカノンの後輩バンドマンと同じ名前でも外見と性格は大違いだ。

「千秋、、、彼氏がこんなとこきても平気なの?」「平気じゃないから一緒にきたんじゃない、浮気防止」と冷静に言った。

中に入らないんじゃ防止にならないんじゃ、

と顔がひきつった。

薫達女二人は隣のバーで深夜2時まで待機することにした。

出てこないようなら中に乗り込む計画を二人でひそかにしていた。

それにダイにも会いたかった。

あの日以来、2回会ってメイクラブをした。

いつもホテルの部屋だけど。

薫はダイを探した。バーの入り口に立っていた。

あの黒づくめの恰好で。

薫は声をかけようとしたがディーンの「レン。」という声で足が止まり、人違いかと思い隣のバーに行こうとしたが、男は「ディーン、本名で呼ぶな。」とダイと同じ声をして話しかけたので立ちすくんで二人の会話をずっと聞いていた。

「でもここはダイじゃまずいだろ。フォーチュンは本名なのか?」とディーンは煙草を投げて聞く。(え、フォーチュン?レン?誰のこと?)頭が混乱した。

でもあの男はまぎれもなくダイだった。

千秋に「早くきて。何してるの?」と呼ばれたので後ろをみながらカフェバーの中に入っていった。

千秋はディーン達に気づいてないようだった。

俺は薫たちがここにきているなんて夢にも思わなかった。

「本名だよ。フォーチュン一族は運命に翻弄される宿命なんだ、名前のとうりにね」

一服しながら冗談めかして言った。ディーンは「名は体を表すというしね、日本の諺にあった。でもチャイナタウンのフォーチュンクッキー割るたびにお前思い出しちゃうよ」とタバコを吸いつつ、話した。「気持ち悪いこというな、俺はホモじゃないぞ、井上」とにらんだ。「俺だって思い出したくないよ。それにラストネームは坂上だ。いいかげん俺の本名覚えろよ。」と煙をだして、目を細めてふっと笑みを浮かべていった。

こいつは読書好きの殺し屋仲間。本を読まない俺はよくいろんなことを教わった。

「あ、さっそく事件。お前のいくところは必ずおきるな」とディーン促されて一緒に中に入った。一発の銃声がなっていた。俺は歩きながら犯人を捜して、食事に銃を撃ち、

犯人を捜して見つけ次第、殺した。ディーンも同じことをした。

遠くで銃声を聞いたタクヤ達はすぐに隣のバーに逃げてきた。

「あー、怖かった。しばらくここのトイレにかくれようか」

千秋「何言ってるの?ここに銃乱射の犯人が逃げてきたらどうするの?」

薫はずっと名前をごまかされていたことを知って元気がなかったが「でもあの人が心配」とだけやっと言った。「何言ってるんだよ、早くタクシー呼んで、帰ろうぜ」

と腕をつかまれて、運よく車がつかまり逃げた。

薫は心臓が破裂しそうになった。

マヤはコンビニの休憩室で俺の銃で撃ってる姿が映ってる写真をたくさん持っていてしばらく眺めていたが、名前を呼ばれて慌てて一枚も落とすことなく封筒に入れてバッグの中に隠した。「はーい!今いくわ」と出て行った。

(あいつ、使えるかもしれないわ)と笑みを浮かべた。