薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街 2

俺は一週間の間、薫と喧嘩をして別れようと思ったがやはり忘れられず、だまっていたことを謝りそのあと仲直りのセックスをしてきた。

薫をこのまま連れてきてすべてを自分のために捨てて俺だけのものになってほしいと

いう気持ちと彼女の俺の肖像画をみたら(やっぱりものにできねぇ、あいつの未来まで壊せねぇ)という葛藤が続いていた。

ずっと苦しかった。会えば会うほど想いはつのり、薫のすべてをぶっ壊したいという

気持ちと彼女の住む世界は俺とあまりにもかけ離れていて二人の未来はないだろうと

いう痛み。薫といる間はすべて嫌なことをを忘れられた。

でもしばらく距離をおこうと思った。

今は何も考えたくはない。

ラスベガスへきていた。

そして、依頼された標的のディーラーの名前が書いてある顔写真と彼と一緒に不正を働いていたギャンブラーの写真と名前をみて写メをしてから近くのホテルで写真を燃やした。

カジノバーとロスのストリップバー「サンセット・グリーン」はセットで繋がっていた。俺達が取り締まってるストリップバーだ。

そのラスベガスのストリップバーは「サンセットグリーン」の支店だった。

ディーラーの不正がばれて警察に捕まったら、ストリップバーの店長が香港マフィアだとばれて、俺達の素性まで知れてしまう。

写メの画像は標的を消してからいつもデータごと削除していた。

凛はそのディーラーの元で客とビリヤード風のプール台の上でチップを重ねて、

客と勝負をしていた。

俺はギャンブルする相手を探すふりをしながら勝負の様子と殺すタイミングをうかがっていた。

カウンターに座り、ウェイターにミネラルウォーターを頼んだ。

リンはまた負けた。

客に負けた分の金を要求されて、払えないから逃げようとしたら客から銃をつきつけられた。

殺される。終わりだ。

葵にも逃げられてしまった。

目をつむり今までの人生が走馬灯のようにかけ巡った瞬間、一発の銃声が鳴った。

リンは倒れた。2発目の銃声で目が覚めた。

あれ?俺生きてるじゃん。

起きたら、銃を持ったまま客は死んでいた。

ディーラーも。横を銃を持っている赤毛のサングラスをかけた男が通りすぎた。

とりあえずたすかった。

リンは死んだ男の近くにあった銃をそっと拾って、持ち金を盗んで、逃げようとしたが、他の殺された客の仲間が銃を向けてきたので撃ってしまった。

数発撃ったら奴はあっけなく死んでしまった。

リンは自分のしたことにおびえてその場を急いで走って逃げようとしたが、ドア付近で男にぶつかった。

「おい」さっき通りすぎた男とは違いガタイのデカい東洋人ともう一人のコリアン系の

男性が自分をにらみつけていた。

リンは顔をひきつらせて笑い、手をあげた。

彼はそのまま、車に押し込まれ、どこかに連れ去られた。

リンは銃を取り上げられてロープで縛られて口にガムテープを貼られていた。

「こいつどうする?ダイの顔みてるし」とディーン。

「そうだなあ、口封じに殺すのは惜しいから仲間にするしかないか」トニーは少し考えていった。

あの腕前は素人にしてはかなりいい。

素質がある。どっちにしても殺人犯として捕まってはまずい。

必死に後部座席で抵抗しようとする凛。

まわりに気づかれないようにリンの背中に銃をつけて飛行機に乗ってロスに拉致した。

マヤも店の向かい側のホテルの窓から望遠鏡で一部始終をみていた。

ロイにメールをした。

ロスに帰ってから凛に話を持ち掛けた。

もちろん断る凛。

久しぶりに薫と会い、ベッドの中にもぐりこんで戯れてるところにトニーから電話がかかってきた。

「今、呑んでるからこれない」と断ろうとしたが

「悪いな、お楽しみ中なところ、ちょっとまずいことになったからきてくれ」

とだけ言い残して電話が切れた。

(ちっ)。

「何、どうしたの」と薫。

「ちょっとした野暮用」

「さっき帰ってきたばかりなのに」と不機嫌になっていた。

「ごめん、すぐに戻るから」と言って急いでアジトへ向かった。

「香龍」と書かれた店に入ったらカジノで殺した相手と遊んでたらしい男がいた。

顔をみられたらしい。まずいと思った俺は彼に銃を向けた。

「おい、待て、撃つな」とトニーにいわれた。

「どういうこと。トニーさん」

ディーンとトニーから話を聞いた。

「へぇ、面白いな、それ。あんた名前は?」と男に尋ねた。

「リン。俺は殺し屋になんかならない!」といきなりにらんでいわれた。

「お前が捕まったら困るんだよ。仲良くムショぐらしはごめんだ。」

と俺はいいながらしょうがないと思いつつ瞳の携帯番号を押した。

「今香港にいるんだろ。明日までロスにこれない?」と呼び出した。

「なんか用?」とすぐ店にきた。

「早い。いつロスにきたんだよ?」と驚いた。

トニーが「こいつに訓練役をさせようと思ってな。おととい呼んだ。」

とおだやかに言った。

「ひさしぶり。」

はにかんだ表情でTシャツにジーンズ、金髪のロンゲ姿で現れた。

薄化粧をしていた。

俺は「お久しぶり、瞳。相変わらず美人やな」

女みたいやなー、オカマかとリンは思った。

トニーは「瞳、この男に色々教えてやってくれ。新人なんだ。」と頼んだ。

俺は「まだこいつには無理だ。それに女が教えたほうが色々と便利だろ」と

笑みを浮かべ、携帯の番号を押して伝説の女スナイパーのアリサを呼び出した。

「来るのか?」とディーン。俺はだまって待っていた。

瞳はむっとしたが何もいわなかった。