薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街 ~現在・過去~

俺達はHONEY-Xと滝川譲の資料をHPや巨大掲示板などで情報を集めてプリントしてアウトプットした。資料によるとVO高美は東京の路上でアコギを弾きながら歌う

アマチュアだった。

水商売でバイト経験あり。LAから帰国後、テープをレコード会社に送り

カノンプロデュースでソロの女性歌手としてメジャーデビュー。

アルバムも出して全国ツアーを成功させるも、ROSE&BLOODsのギタリスト、佳(かい)と付き合い、当時の佳の彼女だった有名なヴァイオリニスト水沢百合が交通事故でなくなってからロンドンに旅行。休止活動する。帰国後、紅一点のバンド「HISUI-翡翠ー」でルイの立ち上げたレーベル「マスカレード」からミニアルバムを出し、大手レコード会社からメジャーデビュー。ギタリストの光と付き合っていたが、まもなく別れ、マネージャーと付き合う。フルアルバムも出し、アジアツアーも回るが、ドラムのウィリーが薬物容疑で逮捕。その後もアルバムができ、持ち直して全国ツアーを成功させるが光のソロ活動でメンバー内がギクシャクし、解散。高美はギリシャ旅行。

マネージャーとは別れる。帰国後、HONEY-XのVOが抜けてドラマーのリサから誘われて正式加入。メジャーデビューは奇遇にもカノンプロデュースの女性版クロムガールズのデビューと重なった。HONEY~は爆発的にクロムと人気を2分し、彼女たちよりも早く全国ツアー、アジアツアー、世界ツアーまで成功させていた。

高美は美人で歌がすごくうまかったが性格がドS体質なのが災いして他のメンバーと違って、あまりバンドマン仲間がいなかった。しかし、いつも男を切らしたことがない。配信された彼女の歌声はとてもハスキーで綺麗で何かが心にひびいた。

俺は仕事の合間に彼女のバンドを聴き、気を紛らわせていた。

滝沢さんと同じ音楽事務所か。社長に頼んでサインもらおうかなと思っていたら、

「あー、このウィリーとか言うドラマーの事件はとても他人事に思えないや」

とタクヤがつぶやいた。「今はロンドンでまたジャンキーに逆戻りしてそうやな。

お前も気をつければ?大丈夫だろうけど。」と諭すようにいったが「せっかく仕事引き受けてやったんだから見逃してくれないかな。」とタクヤ。「それとこれとは別だろ」

とリンに言われて痛いところを突かれたように胸をおさえる真似をした。

なんでこいつはスナイパーになってしまったのか。

俺が間接的に導いてしまったからだろうか。

2006年、LA。

タクヤは俺達とつながりのある麻薬密売組織から直接コカインを購入してハマるようになっていた。お金を稼ぐために学校も休むようになっていた。

俺は凛の行方を捜していた。

俺が殺した相手の遺族が怨恨で殺し屋を雇い、狙われる日々も続いた。

殺し屋同志の抗争。

このころから因果応報について考えていた。

薫にも連絡して会いにいき、機嫌をとったりするのも忙しかった。

リンはロイの組織に暴力を振るわれていたが、ロイの一言で治まった。

「安心してよ、内臓が破裂しないように手加減するように言っておいたからダメージは少ないでしょ。」と冷笑していた。

「ねぇ、俺達と組んで宝石とか手に入れない?今夜。俺達はちょうど人手が足りなかったんだ。これでも俺は世界一の怪盗Rと呼ばれてるんだぜ。君もお金がいるだろ。」と話しを持ち掛けられた。殺し屋の次は泥棒の片棒かつがせられるのか。

「断る。」と、にらんでいった。「この男知らない?」と写真をみせられた。

こいつはたしかダイとかいわれてた男だ。「レン・フォーチュンだよ。君の命の恩人。

俺の知り合いの女が君とレンのことをよく知っててね。彼のことを気にいってるんだ。

君がここにいると知ったら飛んでくるだろうね。居場所を教えてくれたら解放してやるよ。」リンは顔と名前が一致しなかったので人違いだと思いながら逃げたい一心で

居場所をいおうとして店の名前をいおうとしたが、漢字が読めなかった。

嗚呼、英語だけじゃなく中国語も学んどけばよかった。ツアーで上海に行ったことあるのに。「えっと。。。たしかフレグランスとドラゴン書かれた名前。」としかいえなかった。ロイは既に知っていて「チャイナタウンだからたぶん、北京語だな。広東語を話す男ならレンだ。」とマジメな顔で言った。

リンは「レンて誰だ?俺は知らないよ。あいつもいるのか。ダイという名前の顔だろ。そいつの顔写真は。レンなんて知らないよ、もうひとり男がいたけどそいつかもしれない」と慌ててつけたした。ロイは下をむいて低く笑い「同一人物だよ。あいつは複数の名前を持ってるからね。君を野放しにしたら捕まるから探してるはずだよ。独りで行動するよりは俺達の仲間のふりだけでもしてほしい。あいつさえ手にいれたらお前を解放する」

と提案した。よくわからないが、場所につれてけばいいんかな。

「あ、そこの店は知ってるから。香龍ね、うかつに君と行ったら俺達まであいつの仲間に撃たれちまう。あいつに連絡とって君の居場所を教えて交換するしかないか」

と、こちらの思惑を見抜かれたように言いながら、携帯をもって別の部屋へ行った。

「やっぱりあんたのところにいたのね。どうする?トニー達に教える?」とマヤが聞いてきた。豹のマンションのベランダにいた。

「そうだな、君はわざとあいつの急所を外して撃って強引に連れてきてくれ。こっちはジョーカーが2枚も増えたから以前よりも近づきやすい」とロイ。

「もう少し彼らと一緒にいたかったけどお別れね。寂しくなるわ。」とマヤ。

「レンがいるから楽しくなるよ、こっちのほうが」とロイ。

「じゃ」「また近いうちに」お互いに携帯を切った。

「誰と話してた?」後ろから豹がマヤの背中を抱き寄せて耳元で優しくいった。

バイト先の女友達よ。恋愛相談された。」と豹の手を振りほどいて中に入った。

「俺との時間よりそっちをとるんか」

豹がすねるので「貴方のほうが大事。ねぇ、今夜も縛って。」とマヤは機嫌をとるためにおねだりした。

「お前もMだな」豹は目を輝かせて笑みを浮かべた。