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薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街

リンは2枚目のCDをネットで購入し、CDを聴きながら、どう悪用されてるかPCで調べていた。特殊な機材も購入した。

それでどんな音声が入ってるか入念に聴いた。

(どんな生活をしてるか気になるな、経典もありそうや)

その住所へ行って経典をもらうべきかどうか。

トニーはその団体のリーダーの経歴を調べて正体がわかった。

教祖は中東の国からきたアメリカ人だったが、911以降、大企業のエリートだったが解雇されていた。

逆恨みか。

クリスチャンに対する。

これは宗教を装ったテロだ。

幹部がすべて中東の奴らだった。

トニーはCIA御墨つきのスナイパーで彼らからテロリストをアメリカ国内から消すように大金をもらって依頼されていた。トニーはもう戦争とは関わりあいたくなかったがこれが最後だといわれて取引は成立した。目的は金じゃなかった。彼なりに傷跡のけじめをつけたかった。

テロリストたちは巧妙な手口で正体を隠してアメリカに入国していた。

一方、瞳は今夜の標的の中東からきたチンピラを装ったテロリストを地下の駐車場で待ち構えていた。

運転手はトニーの手下のジェフ。

(なぜトニーさんはイスラム嫌いなアメリカ人の殺害依頼を受けたのだろう。たしかに今のアメリカはテロに対する憎悪一色。これじゃ人種差別につながるんじゃ・・・)

と考えていたら標的が現れた。

鬚をはやしていた。

(とにかくやるしかない)瞳は足音もたてずに後ろから男に近づき首をナイフで

深く切った。

手下が上着を脱がして中身を調べたらやはりテロに忠誠を誓う印の物が入っていた。

「さようなら」瞳は無表情で一言別れを言って素早く車に乗ってその場を立ち去った。

「ええ!?マヤさんがスパイだって!?嘘だろ?」タクヤは絶句していた。

「逃げられたよ。ネガだけ奪って。」と俺は写真をみせた。

「お前、マヤと結構親しかったろ。何か知らないか」

タクヤは「今も西村豹と付き合ってるしよく彼の自宅へきてるよ。遊びに行くと来るから邪魔しちゃ悪いからすぐに帰ってきちゃったけど、彼も知らないみたい」

俺はなんで豹と知り合いなのかタクヤに問い詰めて事情を教えてもらった。

「そっか、教えてくれてありがとう。これで薫達も安全かもな。」

タクヤは友達を守るためにも仲間に入ったのだった。

アリサにそそのかされた。

「信じられないならマヤのバッグにカメラがあるだろうから盗んでこい。その眼でたしかめろ」

俺はタクヤに初仕事を頼んだ。

タクヤは「わかったよ。マヤさんの無実を晴らす」と言って店をでていった。

リンにもタクヤの跡を追って外で見張りをしてタクヤが危ないようなら彼女を撃つように頼んでおいた。

「なんで俺が行く必要あんねん」とリンは他の仕事もあるのでそれどころじゃないようだった。

俺は腹が立って「お前はあいつと一緒に仕事してたからスリのプロやろ。」と言ったら

彼はむっとした顔をした。「しゃぁないやろ、命惜しかったし」「マヤのいる組織の名前は?アジトはどこ?」俺は冷静に聞いた。「もういないと思うけど、まだ一緒におる可能性もある。怪盗R。場所はXXXの倉庫」俺はそこにもみんなで押し入る必要があると考えた。

タクヤは豹の自宅にいた。

彼とたわいない会話を楽しんだ。

マヤがきた。「あら、タクヤくん、きてたの?」相変わらず美人だった。

「お邪魔してまーす」と軽く会釈した。

「さてと、俺はもう帰ろうかな。」とタクヤはマヤのバッグをちらりと目をやって

わざとソファを立った。「あら。もう帰っちゃうの?もう少し彼の相手してあげて。いつもすぐ帰っちゃうんだから。コーヒーとチョコを用意してくるわね」とマヤに止められ、その場にとどまった。

タクヤは豹に事情を話してしまっていた。もちろん彼は笑って相手にしなかった。

「あいつ、口軽いな、信用ならん」俺は舌打ちをしたい気分だった。

「けど、あの人が見込んだから追い出せへんやろ」ひそひそ声でリンは俺をみて言った。タクヤはこっそりとマヤが席を立って部屋を出たあと、すぐにバッグの中身を調べた。やはりカメラはなかった。タクヤはほっとした。「な?お前の勘違いや。」と豹が言ったその瞬間、マヤはいつのまにか戻ってきていて銃をもってタクヤ達にむけた。

「あなたが探してるのはこれかしら?いつからトニーの仲間になったの」片手にはネガをもっていた。

「あんた、、、やっぱり」タクヤは条件反射で銃を取り出した。

豹は青くなって「マヤ、お前何しとるん?」と聞いた。

マヤはすぐに逃げた。「おい、待てよ。」とタクヤは追いかけた。

豹はその場に立ち尽くしていた。

「きた、お前がやれ。」と俺はリンに促した。

「人を撃つのは嫌や」とリンはびびっていた。

「使えねーな。」と俺は言い残してマヤを追い詰めて「ネガをこっちによこせ。命だけは助けてやる」後ろからタクヤが銃を構えていた。

「悪いけどこれだけは譲れない」と後ろを向いてタクヤを撃った。

タクヤの手から銃が離れ、彼は右手を抑えた。

彼は悔しそうにしていた。

そのときだった。

リンは隙を狙ってマヤからネガを奪った。

俺は「でかした」といって3人ですぐ逃げようとしたらリンをマヤが撃とうとしたので

後ろから狙って撃った。マヤは器用によけた。

先に二人を逃がしマヤとしばらく撃ち合ってから

その場を去った。

マヤは部屋に戻り、豹の額に銃を向けた。

豹は逃げずに彼女の目をみつめた。

「今までのことは全部嘘やったんか。マヤ。俺とのことは」

「正体がバレたなら仕方がないわね。今まで楽しかったわ。なぜ逃げないの。怖くないの」

豹は無言でじっとマヤの目を見つめた。

マヤは銃を豹をめがけて撃った。

マヤは近隣の喧騒を気にしてすぐに逃げた。

豹は生きていた。呆然としてベッドの壁際に座ったままでいた。

弾丸は彼のすぐ横に埋まっていた。

なぜ俺を撃たなかった?

豹は色んな疑問と裏切りと嘘に頭は真っ白になっていた。