薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街~サイドストーリー2~

高美はHISUI解散後、結人がロイの怪盗R事件が東京で相次いで探偵の仕事に戻ると言ったので仕方なく1人でギリシャへ旅行をしてアクロの丘をみたりしていた。

そこで結人と合流していつものように観光したり、ホテルで愛しあった。

HONEY-Xに加入したときまたマネージャーをしてもらおうと頼んだが断られて、

お互いに多忙で自然消滅してしまった。

2010年の頃だ。ずっとHISUIを続けたかったが仕方なかった。

そのときにずっとDRAIN AWAYのライブをみてきていいバンドだったので

普通にカノン繋がりでよくLAの豪邸や彼らのライブの打ち上げにでて一緒に呑む仲だった。

初めて会ったときにVOの京也にファンだったので声をかけたら一応無愛想に挨拶をされた。歌も褒めたけど「お前のライブもみたことあるけど、下手くそ。」と冷たくいわれ、とても腹が立って彼とはそれきり口を聞くことはなかった。

ところが毎回自分のバンドのライブのチケットとアルバムができるたびにそれぞれ贈られてきて「聴け」とか「観にこい」などのカードが入っていて何様のつもりなのかと

ますます彼が嫌いになった・・・はずだった。

しかしそれでもアルバムを聴くたびに彼の歌に惹かれていった。

ライブも観に行き、打ち上げにはでなかったがすごくいい歌い方とライブパフォーマンスと音楽性に強く感動した。

悔しいけれどいつも共感してしまっていた。

いつも自身の活動に刺激をもらっていた。

海外進出のとき以降は日本公演でのライブしかみなかったが彼らの変化にいつも驚かされ、音楽性もどんどん変化していったのでいつも共感と歌のうまさに敗北感を感じた。

自虐しているころは心配したほどだ。

いったい何が京也におこったのだろう。

健や朔夜に聞いても教えてくれなかった。

SHINはいつも高美の前では無口なので最初は無視されてると思い逆切れしてしまった。

彼は同じず、「どうして怒ってるの?」と真顔で聞かれ言葉を失った。

他のメンバーは笑っていた。

リクが「こいつはいつもこんな感じであまりしゃべらへんから気にせんといや」と

いわれた。

リク、朔夜、健と3人とはよく呑む仲になっていた。

リクはバイでデビュー初期からカノンプロデュースしてもらった者同志で

当時から同じバイのSHINとなんと付き合ってると相談されて驚いた。

男を初めて好きになって肉体関係になってしまったことや

いつも好きなのにSHINをいじり倒してしまい、他のメンバーまでいじってる姿をみるとすごく嫉妬してしまい、顔にでないようにしてるとか、よく絡んだりして

誰にも悟られないようにしていた。

ふたりの関係は秘密にしていた。

スキャンダルを恐れていた。

シン自身は肝がすわっていてまっすぐにリクにぶつかってくるので

リクは悩んだりタジタジになったりするとのことだった。

二人のことはずっと応援してきた。

結人と当時は付き合ってたので平気だった。

ギャルバンのHONEY~のVOとして海外を回るようになってから、

他の4人が「Lotus」の影響を受けていてリサがほとんど作曲を手掛けていたので、高美のやりたいことがバンド内で表現できずに悩んでいた。

活動一年目でHONEY~のライブにしょっちゅう京也は観にきてくれて、

打ち上げにもでたので落ち込んでたら急に「なんかあったのか」と珍しく優しくされて

「私のこと嫌いじゃなかったの」と言ったら「いや、なんか最近のお前みてるとなんだかほっておけなくて」といわれて「私の歌はどう思う?」と聞いた。

「別に。お前の歌は下手だけどパワーがあって好きだよ。でも今のやってるジャンルはお前らしくない。」と痛いとこを突かれた。

「今度一緒に二人で食事しないか。割り勘で」とデートに誘われた。

ギャップがありすぎて彼を男として惹かれてしまった。

彼に甘えるように付き合い始めた。

メイクラブもして、後ろから抱きしめられて、切なくなった。

彼なら自分を支えてくれると思った。

お互いに恋に落ちた。

3年くらい付き合ったが、京也も高美に支えてもらっていたが彼女はとても

多忙であまり会う機会がなかった。

京也がソロ活動を盛んにするようになったから。

お互いにわがままを言いあって求め合うだけになって相手を思いやることができなくなってしまい喧嘩をするようになった。

そのうち京也は浮気をしてしまい、高美は別れを切り出した。

高美はしばらく自棄になって自分のヘアメイク担当の男性と寝たり、

クラブに出入りして遊び歩くようになった。

リクも同じ頃、シンとこれ以上付き合い続けることに疲れてしまい

別れた。

今度は女性と堂々と付き合いたいと思った。

ある日いつものように高美は男とワンナイトラブを過ごして朝目が覚めたら

隣に裸のリクが寝ていた。

なんでこんなことになったのかお互い記憶になかった。

しかし、これがきっかけで蓮と出会うまで付き合うようになった。

高美は2015年にあるHPをみつけた。

「殺し屋」の貴方の代わりに殺人を請け負いますというものだった。

最初はバカバカしいと思っていたが、ふと最近再会した風俗に働いてる

店長と付き合ってる中学時代のイジメの主犯格を思い出した。

彼女は自分をいじめたことなどまったく覚えていなかった。

凄くみじめで彼女に対して復讐心が芽生えた。

彼女の勤めている風俗店の店長を殺すようにそのHPに依頼した。

メールに匿名で。お金は指定された口座に振り込んだ。

実際に店長が殺されて、虐めた彼女は店がつぶれて失業してダメージを受けた。

高美は復讐を遂げることができたが、まさか本当に殺されるとは思っていなかったので

怖くなって2度とそのHPを開くことはなくなった。

やりとりはすべてPCや携帯から削除した。

それがきっかけでイジメをした彼女同様、失業して困ってる沢口あやかとその風俗の店長を銃で殺したレンが出会い、一緒に住むようになるのは運命のいたずらとしか思えなかった。

一年後、NANAこと奈々緒の身辺の殺人事件を知り、

あのHPを再び思い出して怖くなった。

活動休止の際にパリに旅行した。

パリ先で滝川もあのHPを利用したと思うととんでもないと思った。

レンと付き合ってる今は人を憎んでしまい殺人願望を持て余す自分の業の深さを

やわらげることができた。

京也とつきあってる時のほうが幸せだった。

あの時もっとお互いを思いやっていたら今も続いてたのにと後悔することもあった。

京也の声帯が壊れたときもすごく心配した。

レンは遊園地が今も嫌いだ。

家族連れをみるたびに彼らを銃でぶっ放してしまいたくなる瞬間があると言った。

高美は彼の痛みと淋しさと深い闇に引きずりこまれそうで怖かった。