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薔薇色の人生 Ⅲ

はてなダイアリーで書ききれないことを書きます。スピリチュアルなど。よろしく。

灰色の街~サイドストーリー3

俺はとあやかとの出会いと昔の西村豹とのことをを思い出していた。

人込みが嫌いで伊豆にあやかとクルージングしていた頃だ。

あやかは俺の銃撃場面をみてキャミソールを着て呆然としていた。

てっきり店長の女かと思ったが違った。

「どうしてくれるの。また新しいソープ探さなきゃ」と睨んだ。

ここに勤めてる嬢だったみたいだ。

源氏名は「アゲハ」。店の看板の写真でみた女だった。

良い名前といかにも売れっ子といった容姿だった。

俺がもし風俗店に入ったら毎日指名するだろうにと思った瞬間「一緒に住まないか。

俺の情婦になれよ」と口説いてしまった。

「は?何言ってるの?貴方殺人犯でしょ。警察に連絡するわよ」

とあやかはいいつつ、俺をじっとみつめた。

「俺はスナイパーだ。口止め料なら毎月払う。家政婦よりはマシだろ」

とわけのわからないことを口走った。

恋をすると馬鹿になるというが俺はあやかと別れるまで無自覚だった。

あやかはなぜかその条件をのんだ。

そのまま一緒に逃亡し六本木の俺のマンションにかけこんだ。

あやかをマンションに残し、一人となりのBARでまた酒を呑んだ。

朝まで飲み続ける予定だったが彼女が逃げてたらヤバイと思い、

マンションに戻ったら疲れたらしくあやかは寝ていた。

俺も隣に寝たら数時間後、あやかに起こされた。

「情婦になるからお金くれない?逃げないし誰にもいわない。内緒にするから」

とあやかはうっとりした表情で俺に言った。

俺は「正気か?」といった。

あやかは「一目ぼれしちゃった。」と笑顔で言った。

まだキャミソールのままだった。

彼女はあやか様といわれてる女優にそっくりだった。

俺はそのままあやかを押し倒し、口づけをかわし、そのまま朝まで抱きながらすごした。

久しぶりに萌えた。

心臓の音が彼女に聞こえないようにと願った。

彼女とのメイクラブはすごくよかった。

良い体をしていた。

俺は髪をかきあげる癖があったがこのときも手を震わせて髪をかきあげた。

深いため息をついて煙草を吸った。

まだやめれない。

そして、焼酎のロックを呑んだ。

あやかも「すごくよかった。情婦は何をすればいいの?」と俺の上に体をのせて聞いてきた。

俺は「お前はだまって俺の機嫌を毎日毎晩とってりゃいいんだよ。外出してもいいけど他の仕事はするな。あとセフレとも縁を切れ。それが情婦の条件だ。」と無謀なことをぶっきらぼうにいった。

口元が緩んでしまった。

あやかは「貴方って独占欲が強いのね。名前は?私の本名は沢口あやか。源氏名はアゲハ。貴方、言ってることが支離滅裂。まぁ、いうとうりにしてもいいわよ。お金をたくさんくれるなら」と半分呆れつつ、にんまりとした顔でいってのけた。

「もうその源氏名はいらねえだろ、あやか。俺は安藤蓮。呼び捨てでいいよ。」と

いって本当に住む気があるのか明日確かめようと思いもう一度キスをして眠った。

驚いたことにあやかは次の日から俺と一緒に同棲することになった。

俺はあくまでも体が気に入っただけと自分に言いきかせていた。

京子とのトラウマのせいで愛に臆病になっていたのかもしれない。

愛の告白はついに一度も口にすることはなかった。

あやかは「殺し屋の情婦ね。素敵」と言って毎日手料理とか掃除や洗濯までしてくれた。時々大量にブランド物の服を衝動買いしてくる。

俺は毎月彼女に現金で給料(?)を渡していた。

けじめをつけるため。

俺は「逃げるとか下手な真似をしたら殺す。」と実際に拳銃で脅した。

あやかは目を見開いたが「そんなバカなことしないわよ。今の暮らしわりと気に入ってるし」と真顔でいった。

たまに俺が手料理を振る舞うときもあった。

あやかは「美味しい」といってくれた。

このころ、NYで木崎(きざき)がスパイとしてNYのスナイパーと一緒に行動していると知り驚いた。

彼とはトニー繋がりで出会った。

西村豹探しを手伝ってもらった。

マヤの件もあったし、木崎はトニーと知り合いらしく、NYを拠点にして暗躍していた。

木崎は香港で一緒に仕事をしたことがあった。

しかし香港は肌に合わないといってNYへと旅立ってしまった。

トニーは西村を仲間にしたがっていた。

豹をスパイにしようと企んでいた。

マヤを憎んでるらしいので利用しようとしたのだ。

彼女がLAにいるとそれとなく彼に匂わせるようなことをいった。

木崎から豹の居場所がわかったと教えてもらいNYへとディーン達と向かった。

いわれたとうりに空砲で脅し豹を強引に拉致してLAにもどってきた。

マヤの居所を聞いたが本当に知らないようだった。

ディーンが密かに豹の飲みものに自白剤を入れたあとに居場所を聞いたにも関わらずだ。

俺はたまに冷酷になるディーンを恐れた。

さすがトニーの舎弟だ。

豹に同情した。

アリサがなぜ一時でもこんな男に惹かれたのか理解できなかった。

東京にいたときの俺はマヤを取り合って憎み合ったり、

豹やタクヤが俺より先に死ぬなんて

夢にも思わなかった。

瞳とリンと俺は取り残されて最終的に台湾の台北でも麻薬密売組織相手に

スナイパーをつづけた。

リンはウェイターをしていたがたまにスナイパーに戻るときがあるくらいだ。

瞳の本名は寺地よしおだったが瞳と呼べといってきかなかった。

カノンのファンだった頃があるからだ。

香港名は孤児院の場所がメイヤンという場所にあるから使っていたのだった。

本名じゃないとあとで知った。

あやかのことは好きだったがキャバクラで他の男に愛想をふりまくのが我慢できなかった。

俺はそこまで許せるほどやさしくなかったしそのくらい惚れていた。

タクヤは最期までドラッグを絶つことができなかった。。。